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ショーン・K・レイノルズ・インタビュー第2回(翻訳) 

 ショーン・K・インタビュー第2回。このインタビューの後半部はぶっちゃけ日本人というだけでほとんど関心がなくなりそうな内容なのだが、一応訳者の責任として、これはなんという作品なのか、が分かるように一々注を入れておいた――ら、えらく長くなった。誰得としか言いようがない。

 → The Fabled Appendix – Sean K Reynolds (Part 2)



フェイブルド・アペンディクス
 ―― ショーン・K・レイノルズ(第2回)



さあ、ディベロッパー、ショーン・K・レイノルズへのインタビュー第2回を始めよう。この並外れたゲームデザイナーにしてオールラウンドなナイスガイが、どうやってゴラリオンの神々をグレイホークやフォーゴトン・レルムのと差別化したか、それから自分のゲームデザインに最も強く影響してきた作品たち、について語ってくれるぞ。


デイヴィッド:そういう他のワールドから、ゴラリオンの神々を差別化するのは難しかったですか?

ショーン:僕のやり方としては、神々の人間みたいな、って要素からアプローチしていくんだ。つまり彼らの動機付けは何かとか、何を懸案としてどういう計画を持っているのか、ということだね。実際のところ、ゴラリオンの神々の多くはかつて死すべき者だったことがある。ほら、世界自体はえらく古いわけだからさ、よくこう自問しちゃうのさ。「この時間ずっとの間、この神々は一体何をしていたんだろうか?」ってね。僕は神々それぞれの適所を本気で探そうとするんだよ。グレイホークやフォーゴトン・レルムの神々からの差別化を図るって意味で言えば、ゴラリオンの歴史と宇宙観が自然と彼らを異なるものにしてくれるね。オアースのペイロアにマイアヘンと、ゴラリオンのアローデン*1とアイオーメデー*2を比べてみると上手い例になるだろう。それそれの神の間にある関係は同じ構造をしている(より古く年かさの男神が、若き戦女神に助言し、導いている)んだけど、いくつか明白な違いがあって、ペイロアは寛大な善意の神だけど、一方アローデンはより中立的だ。それにマイアヘンは守勢の神だけど、アイオーメデーは活発に悪と戦う聖戦士という風になってる*3

デイヴィッド:あなたがこれまで出会ってきた中で最も影響を受けてきた作品をいくつか、ざっとリストアップしてくれますか?

ショーン:ほんの子供の頃の話としては、最も大きな印象を受けたのはロイド・アリグザンダーが書いた「旅人タラン」シリーズ*4だね。古の魔法や、世界の中の自分の立ち位置を学ぶこと、あと世界の終末について語ってくれる。他だと、マデレイン・レングルの「時間と空間の冒険」シリーズ*5(超科学と聖書引用が盛り込まれてる)、アン・マキャフリイの「パーン」シリーズ*6、それとピアズ・アンソニイの「ザンス」*7「インカーネーション・オブ・イモータリティ」*8シリーズってところかな。十代のころに咀嚼したものとなると、エドガー・ライス・バローズの「火星」シリーズ*9、ノーマン・ウィンスキィの『ザ・ソード・アンド・ザ・ソーサラー』*10、それにラリー・ニーヴンのつながってるファンタジーもの(『魔法の国が消えていく』*11とか『ガラスの短剣』*12とかあの辺)、あとフレッド・セイバーヘーゲンの「ブック・オブ・ソーズ」シリーズ*13、ロバート・アスプリンの「マジカルランド」シリーズ*14、アイザック・アシモフの編纂した短編集(『ウィザーズ』*15とか『ウィッチズ』*16とかね)にシーブズ・ワールドもの*17(これもロバート・アスプリンだね、編集が)、あとそれに、スティーヴン・キング*18とクライヴ・バーカー*19の作品だったらなんでも読んだね。
 大きくなっていった八十年代の頃には、クールで、不気味で、ヤバいインスピレーションをくれるファンタジーやSFムービー*20にたくさんお目にかかれたねぇ。『タイタンの戦い』*21に『コナン・ザ・ラビリンス』*22、『ホーク・ザ・スレイヤー』*23。『マジック・クエスト』*24に『ダーククリスタル』*25に『バーバリアン』*26、『ドラゴンスレイヤー』*27と『クラル』*28。それとランキン/バス版の『ホビットの冒険』*29、あと『ハイランダー』*30に『ブレードランナー』*31、『AKIRA』*32。他にはラルフ・バクシのアニメ作品諸々(『ロード・オブ・ザ・リングス』*33と『ウィザーズ』*34と『ファイヤー&アイス』*35)かな。


僕のショーン・K・レイノルズへのインタビューはこれで終わりだ。パイゾニアンのみんな、フェイブルド・アペンディクスを読んでくれてありがとう!僕がパイゾの凄いゲームデザイナーにインタビューしてて楽しんでいるのと同じくらいに、みんながこの記事を楽しんでくれればと思っているよ!

編集部インターン
デイヴィッド・アイテルバッハ



訳注:

1)Aroden」。遥か古代に滅んだ、人類が最初に築き上げた超文明アズラント王国の生き残りにして、史上初めて「星石の試練」によって神位に昇った人物。人類文化と、革新と、歴史の神。「秩序にして中立」。ゴラリオン世界で最も最近起きた大事件でこの神は恐らく死んだと考えられており、アローデンの帰依者のほとんどはその最も偉大なしもべであったアイオーメデーに仕えるようになった。
2)Iomedae」。史上、最も近年に「星石の試練」を乗り越えて神位に昇った人物で、人間であった頃から帰依していたアローデンの伝令使となった。武勇と統治、正義と名誉を司る。「秩序にして善」。アローデンの消失後、その信奉者のほとんどを受け継いだ。
 綴りをパッと見、「アイオメデー」?と思ったのだが、なんか「おめでとー」みたいなユルいノリに見えてアレだったw。「ahy-OH-meh-day」と発音が指定されていたので、オを伸ばすことにした。おー、ギリシア神話っぽい。
3) 「歴史と宇宙観が自然と差別化する」例になってない気がひしひしとするがw、多分デイヴィッドの「例えばどう違うんですか?」とかそんな合いの手が実際には入っていたのではないだろうか。

4)プリデイン物語」のこと。ウェールズ風のファンタジーもので、『指輪物語』と同じく評論社から翻訳出版されている。
タランと角の王
タランと黒い魔法の釜
タランとリールの城
旅人タラン
タラン・新しき王者
ディズニーからアニメにもなっている。
コルドロン [DVD]
5) Madeline L'Engleの「Time Quartet」シリーズ。第1巻が『五次元世界のぼうけん』としても訳されているらしいので、そっちで知ってる方もいるかもしれない。サンリオSFで、四部作中三冊まで訳出されたようだ。名前の表記の定訳はないが、Wikipediaに載っている形でとりあえず載せておいた。
惑星カマゾツ―時間と空間の冒険1
エクトロスとの戦い―時間と空間の冒険2
時間をさかのぼって―時間と空間の冒険3
6) 有名どころ。普通に本屋に行けば売っているのではなかろうか。以下は一巻と、Amazonの「パーンの竜騎士」検索結果。
竜の戦士 パーンの竜騎士 1
「パーン」シリーズ
 ところで個人的にはアン・マキャフリイの写真の猛女っぷりにビビった。
7) 同じく、言わずと知れた「魔法の国ザンス」シリーズ。以下、一巻と「魔法の国ザンス」検索結果。
カメレオンの呪文 魔法の国ザンス 1
「ザンス」シリーズ
8) 同じくアンソニイの『Incarnations of Immortality』シリーズ。未訳。
On a Pale Horse (Incarnations of Immortality, book 1)
「Incarnations of Immortality」シリーズ
9) Edgar Rice Burroughsの「火星」シリーズ。最近、一巻に複数編を収めた分厚い合本版として再販されたので、割と手に入ると思う。栗本薫がこれのファンで、パロディ本を出したりしており、グイン・サーガのどこかの後書きでも「火星シリーズみたいな『群雄が集うスペクタクル』をやりたかったのだが、ようやく叶った」みたいなことを書いていたのが思い出深い。
火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉
火星の幻兵団―合本版・火星シリーズ〈第2集〉
火星の秘密兵器―合本版・火星シリーズ〈第3集〉
火星の古代帝国―合本版・火星シリーズ〈第4集〉
10) 全然心当たりがなかったし、またネット上でも知られていない作家のようだ……というか、どうやらこれ、B級映画のノベライズな模様。映画の邦題は『マジック・クエスト』。こちらのページによれば、「「東方の地では7年間公開してはいけない」と、さる高名な占い師がお告げしたために封印されてい」たそうなw。しかし裏面のコピーは「分かって」いるな。どうせB級だからと担当者が趣味に走ったのか。一応TSUTAYAが扱っているようなので、凄く暇な人は観てみてもいいのではないだろうか。
マジック・クエスト 魔界の剣
一応ショーンが読んだノベライズ版も挙げておく。当然未訳。
Sword and the Sorcerer
11) 『The Magic Goes Away』。多分リング・ワールドで有名なラリー・ニーヴンのファンタジーもの、の第1巻。魔力の源としての「マナ」設定を作り出した作品として、昔富士見が出していたようなファンタジー教養本の読者層にはよく知られているかもしれない。あと「魔法使いのウォーロックという言葉は戦争(War)を封じる(lock)ところから来てるんだよ」とか物知り気に言い出す人が時々いるが、その設定もこの作品が本元。
魔法の国が消えていく
魔法の国がよみがえる
魔法の国よ永遠なれ
12) 『What Good is a Glass Dagger?』。同名の短編集として出ているが、短編集の原題は「Flight of the Horse」。上記のシリーズより刊行は早い。
ガラスの短剣
13) Fred Saberhagenの『Book of Swords』シリーズ。未訳。日本では全く知られていない模様。以下は米アマゾンでの検索結果。
「The Book of the Sword」シリーズ
14) Robert Asprinの「Myth」シリーズ。「マジカルランド」シリーズとして、割と継続的に訳出され続けている。以下一巻と検索。
マジカルランド お師匠さまは魔物!
「マジカルランド」シリーズ
15,6) アシモフ主編のファンタジー・アンソロジー。当然ながら未訳。
Wizards
Wirches
17) ロバート・アスプリンが中心になっているシェアードワールドものの「Thieves' World」シリーズ。
Thieves' World (Thieves' World Anthologies, book 1)
「Thieves' World」シリーズ
18)Stephen King」、と、まあ、紹介の必要もあるまい。そこら辺の本屋に行けば、何かしら著書があるだろう。
Amazonのスティーヴン・キングのリスト
敢えて言えば、
スティーブン・キング IT
でも観て、ドナルド恐怖症になるといいよ!
19)Clive Barker」。存じませんが、「ホラーとダーク・ファンタジーの第一人者」らしい。
Amazonのクライヴ・バーカーのリスト
20) 一応一通りAmazonとかのDVDのページへのリンクを張ったりはしてみているが、昔のB級映画とか、(自分では探してないが)普通にYoutuveとかで観られる気がするので、暇な人は探してみてはいかがだろうか。発見したらコメントででも報せて下されば嬉しい。
21)Clash of the Titans」。
タイタンの戦い 特別版 [DVD]
22) 「Conan the Barbarian Labyrinth」と表記。コナン・ザ・グレートのTVシリーズの中の1話な模様。我が国でも、コナン・ザ・アドベンチャーシリーズとして販売されている。
コナン・ザ・アドベンチャー 第III章
23)Hawk the Slayer」。DVDにはなっていない模様。Amazonに1円で売ってる人がw
ホーク・ザ・スレイヤー ~魔宮の覇者~
24) 「The Sword and the Sorcerer」。ノベライズのところで先述。どうもショーンさんかなりお好きらしい。まあ確かに、何だか英雄っぽくない戦いのダイナシ感というのは非常にRPG的だw
25)Dark Crystal」。セサミストリートの中の人が作ったアニマトロニクス・フィルムなので、人間は出てこないそうな。かなり重厚なファンタジーのようで、評価は高いらしい。知る人ぞ知るというやつか?
ダーククリスタル デラックス版 [DVD]
今年中にブルーレイ版も出るらしい。
ダーククリスタル [Blu-ray]
26)Barbarians」。本邦非公開の模様。パッケージがどうしようもなくバーバリアン。
Barbarians
27)Dragonslayer」。あらすじを読んだ限りではストーリーはただのB級っぽいが、まあ流石ディズニーというところか、こちらのサイトによればドラゴンの映像は凄いらしい。店舗次第で、TSUTAYAには置いているかもしれない。
ドラゴンスレイヤー
28)Krull」。Youtuveのトレーラー(Krull Trailer)を観ちゃったのだが、まずレーザー兵器を使う的に剣で立ち向かってる点でアレだ。あと何その手裏剣w
銀河伝説クルール (1983)
29) 噂の、日本のプロダクションで製作されたアニメ版「The Hobbit」。パッとYouTuveのURLが見つかってしまったので掲載しておくw
The Hobbit (1977) - Part 1
触りを観た感じ、なかなか上手くできてる……っていうかガンダルフちゃんと迫力あってええなー。ただ、ドワーフが可愛すぎるかもしれんw
30)Highlander」。なかなか評判がいいみたいです。中世から因縁が続く永生者もので、現代世界でのソードアクション。
ハイランダー/悪魔の戦士 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
31)Blade Runner」。紹介するまでもないよね……と言いつつ、DVDは積まれたまま実際に観たことはまだないというw。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』は読んだけどー。極めて評価が高く、SF映画の最高傑作の一つみたいな言及のされ方をよくする。そのうち観たい。
ブレードランナー ファイナル・カット スペシャル・エディション (2枚組) [DVD]
32)AKIRA」。これまた紹介するまでもないような気もするが、例によって私は漫画版を読んだだけだったりする。そのうちレンタルでもして観てみるか。
AKIRA DVD SPECIAL EDITION
33)Ralph Bakshi」の通称「爆死版」な指輪アニメだかアニメでないんだかな(実写が中途半端に混ざっている。人物にも)作品。しかも打ち切りエンドの空気w。ショーンさんがネタを仕込んできたぜーって感じw
ロード・オブ・ザ・リング 指輪物語 [DVD]
34)Wizards」。なんというか、バクシーッって感じ。アフターホロコーストものとしてこれはどうなのっていうw
Wizards (1977)
35)Fire & Ice」。実写をキャプチャしてアニメにした作品。割と評判がよさげ。
ファイヤー&アイス






 疲れた、主に注のせいでw。まさに誰が得するんだとしか言いようのない作業だったが、今後他の人のインタビューを訳すことがあったら割愛しようw。趣味には反するのだがー。
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laevaと名乗っていましたが、呼ばれる際に恥ずかしいという問題が発覚して以来、にるば(nirva)と名乗ってます。RPG、ボードゲームなどが趣味。
 
 コメントへの返信が大体遅れておりまして失礼しておりますが、おそらく質問等は、twitterの方でしていただいた方が短時間で認知できる確実性が高いかと思います(右カラム参照)。

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