/*http://blog-imgs-86-origin.fc2.com/n/i/r/nirvanaheim/css/91108.css*/

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ショーン・K・レイノルズ・インタビュー第1回(翻訳) 

 パイゾ・ブログに最近載っけられた、ショーン・K・レイノルズへのインタビューをなんとなく訳してみた。第1回を訳したら第2回がUPされてたが気にしないぜ。

 → The Fabled Appendix – Sean K Reynolds (Part 1)



フェイブルド・アペンディクス
 ―― ショーン・K・レイノルズ(第1回)



ショーン・K・レイノルズ、ディベロッパーにしてこだわり深きミニチュア塗師。そしてパイゾのオフィスに住み着く「神格マニア」。最近、ショーンと主幹のF・ウェズリ・シュナイダーの双方と、彼らがパイゾのアペンディクスN*1にも盛り込むだろう「インスピレーションの源泉」ってやつについて話す機会があった。ちょっと話が変わるが、今週はショーンへのインタビューの第1回をご覧いただいて、ウェスからのさらなる話を次週からお送りしたいと思う。2nd時代のTSRで働いたゲームデザイナーという立場から想像されるように、ショーンらしさというのはこの遊びの最初期にまでルーツを遡るものだ。



デイヴィッド:あなたは、グレイホークやフォーゴトンレルム、ゴラリオン*2の神々について書くとなれば頼れる男だとして極めて名高い、って僕はお聞きしてます。この趣味に火を点けたのは何だったんですか?

ショーン:僕がD&Dの道に入ったのは、箱のベーシックセットを父親と遊んだのが始まりだったね。後でいとこも加わったけど。何にホントに夢中になったかって言えば、図書館でギリシア神話の本を手に取った時だったよ。『ギリシア神話ものがたり*3』って本だけど、神々の話に英雄の誕生と最期の話、それにどういう次第で神々が最も偉大な英雄を星座にしたのかについて語ってたんだ。それを読んで、このキャラクター達には――神々にさえもね――ちょうど実際の人々のようにそれぞれの人格があるし、それぞれの懸案があるってことに気付いたのさ。さらに後になって、僕は北欧神話についての似たような本を手に入れた。『北欧の神さまと巨人たちのものがたり*4』って言って(今は『北欧神話ものがたり*5』ってタイトルになってるけど)、これはギリシア神話のやつよりももっとよかったね。なにせ、彼らはみんな重装鎧を着てるし、神々自身がイカれたモンスターたちと戦うときてて、しかも世界の終末預言すら持ってたんだからね。多分これで、僕が如何にしてD&Dの「神格マニア」になったかの説明になるだろう。今挙げた本が、終末と神々に関する僕の興味の基盤になってるわけだから。
 モンテ・クックのところで「プライマル*6」キャンペーン(「トーラス*7」の前身だね)を遊んだのを憶えてるよ。そこでは、キャラクターたちはその星に生み出されて三世代目の人類で、まだまだ神々の影響力をごく身近なものとして取り扱ってたり、創造に関わる諸力に対処したりしてたんだ。峡谷の岩壁に、神々が戦をした時に遺した、巨大な掌の跡を発見したりもしたなぁ。創造と破壊が組になっているってことにすごい魅力があるってことが分かったのさ。

デイヴィッド:グレイホークの仕事からRPG業界を専業にし始めた、というのは合ってますか?

ショーン:それでいい。僕の最初のグレイホーク・ソースブックは緋色団*8についてのものだった。こいつらは、商業展開されてるワールドのライティング全部にゲイリー・ガイギャックスが関わってた時期ですらそうだったんだけど、その時期からずっと、やたらと謎めいた存在であり続けてたんだ。連中の視野から見た連中の社会について誰かが深く本当に掘り下げて語ってみようとしたのは、僕のソースブックが初めてのものだった。グレイホーク・プロジェクトではエリック*9も一緒に働いてたね。プロジェクトに関して、うんざりしたけど楽しかったことの一つに、丸ごと一つの大陸――ヘプモナランド*10――で、それまでの展開を通じて丸ごと未探索のままだったのがあったってことがあったんだけど、オアースの地図でもほとんど見えないし、実際誰もそこで何が起こってるかを知らなかったんだ。エリックも僕も『タモアチャンに潜みし神殿*11』みたいな本当に古いシナリオによく通じてたから、そこでアステカ風の民族がうろちょろしてるってことは分かってた。僕らはごく小さな断片的情報を接ぎ合わせて、僕らなりの設定を作っていかなくちゃならなかったのさ。今から話すのはその時のデザイン哲学、の一部なんだけど、こんな感じだった――我々が出版するのは皆さんのキャンペーンの基礎部分であって、皆さんには皆さん自身が題材を創り出して、空白を埋めて、様々なプロットソースを縦横に関連付けるための余裕を大幅に残してある、ってね。これは僕が後にフォーゴトン・レルムでやった仕事とは大分違う。というのは、レルム・ラインの本はむしろ、ゲーマーが自分たちで事前に何かこしらえなくてもキャンペーンを走らせられるようにするために必要なものなら何でも提供していこう、って方向性を指向してたからね。



ここでショーン・K・レイノルズへのインタビュー、第1回を終わりにしよう。次回は、彼が考える、ゴラリオンの神々と、グレイホークやフォーゴトン・レルムの神々との対比、それと彼がゲーム・デザインについて最も影響を受けた作品リスト、なんて話題にチャンネルを合わせることにする。

編集部インターン
デイヴィッド・アイテルバッハ



訳注:
1) アペンディクスNというのは、この一連のインタビュー記事などの企画名でもあり、そもそもAD&D1stのDMGに掲載されていた補遺(appendix)に由来する。これにはゲイリー・ガイギャックスがD&Dを作り上げる上でイメージの源泉となった、SF、ファンタジーなどのパルプ・フィクション作家がリストアップされていて、当時の少年ゲーマーたちをこの世界に深く呼び込む扉になったという。「パイゾのアペンディクスNを作ろう!」というのがこの企画の目的だということだ。
2) 一応捕捉しておくと、ゴラリオンはパスファインダーの公式ワールド。
3,4,5) それぞれ、
『D'Aulaires' Book of Greek Myths』
『D'Aulaire's Norse Gods & Giants』
『D'Aulaires' Book of Norse Myths』
双方ともに未訳。どういう本なのかニュアンスを伝えやすくするために、同じ作者の訳書を参考にタイトルを和訳してみた。
トロールものがたり(D'Aulaires' Trolls)』
要は、イラストをふんだんに使った子供向けの神話伝説本。作者のドーレア夫妻は童話・絵本作家でもある。本当は「ギリシアしんわものがたり」みたいにするつもりだったのだけれど、同じノリで「ほくおうのかみがみときょじんたちのものがたり」とかすると余りにもウザいと思ったために妥協した。
6,7) 「Praemal」に「Ptolus」。前者は世界全体の名前で、後者は中心都市の名前。オアースとグレイホークみたいなもん。やたら重量級のようだけれど、興味がある方はMonteCook.com/Ptolusを参照のこと。またプレイヤーズガイドというのが無料で手に入る。
 → Ptolus: A Player's Guide to Ptolus
8) 「Scarlet Brotherhood」。件のソースブックというのも同名。
SCARLET BROTHERHOOD
9) '00年代の半ばに、各種D&Dサプリの著者になる他Dragon誌やDungeon誌の編集長をやっていた。ゴラリオン世界の原作者で、パイゾの出版部長。こんな人。うーんメリケン。
10) 「Hepmonaland」。
11)The Hidden Shrine of Tamoachan
関連記事

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nirvanaheim.blog116.fc2.com/tb.php/347-6fbd44b1

プロフィール

laevaと名乗っていましたが、呼ばれる際に恥ずかしいという問題が発覚して以来、にるば(nirva)と名乗ってます。RPG、ボードゲームなどが趣味。
 
 コメントへの返信が大体遅れておりまして失礼しておりますが、おそらく質問等は、twitterの方でしていただいた方が短時間で認知できる確実性が高いかと思います(右カラム参照)。

コメント

トラックバック

RSS

最新記事

リンク

SkypeWeb

スクラップ

Tweets@nirvanaheim

検索フォーム

月別アーカイブ

 

記事カテゴリ

記事タグ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。