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熱血専用!の原像 

 某スレを見つつ。思えば『熱血専用!』ほど不当な評価を受けているシステムはないのではないか。あれの最大の問題は「万人向けでない/想定している卓が実はニッチ」という事実であった。

 熱血専用に対する最大の誤解――残念ながら、おそらく必然的だった誤解――は、「1人だけが主人公になるゲーム」という認識である。RPG系譜論じみたことを書くならば、確かに「明示的PC1概念の祖は熱血専用の『ヒーロー』にあった」みたいな記述をすることになるのは確かだろう。だが、熱血専用がPC1のためのゲームだったのか、というとそうではないのだ。「スポットライトが一人にしか当たらない」作品などではなく、むしろ逆である。これは1人のPC1好みではなく、4人のPC5好みのための作品なのだ。



 作者の想定している、おそらく作者自身の卓がどのような環境であったかは、実のところルールブックに明示的に表現されている。端的に言えばそれは次のようなものである。

・暴走して好き勝手に驀進し、妄言を撒き散らす多数プレイヤー
・GMとストーリー・セッションを進めんとする少数プレイヤー

「セッション進行の義務」と引き換えに「主人公的立場」をもらえるのが熱血専用のヒーローなのであり(明記されてます)、つまり熱血専用に想定されていたプレイ風景とはこんなものだったのだ。

 フェロウ1「おまえ主人公、強いよ!だからちゃんとセッション進行してね」
 フェロウ2「ヒャッハー美しく死ぬぜぇぇぇっ!」
 フェロウ1「フッ、少年。それでいい、私の屍を越えて征きたまえっ!」
 フェロウ3「勇者様!私になど構わないで!ここは私の最終魔法しか……!」
 フェロウ2「あ、進めて進めて?」
 GM・ヒーロー「はいはい」

 吹き荒れる妄言の中セッション進行マシーン化するのが多いこともあり、今の私にはこのコンセプトがとてもよく理解できる。少なくともそう感じる。ヒーローという枠は奪い合うものではなく押しつけ合うもの、実のところそれが熱血専用の原風景なのであった。






 このゲームの画期的だった点を現在のRPGシーンは既に十全に吸収し、昇華し、乗り越えている。良き礎とはなったが、如何なる形であれこのゲームがリバイバルすることはないだろう。それ故になおさら、コンセプトの真逆を行く言及を見るたびに悲しい思いに襲われるのである。
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laevaと名乗っていましたが、呼ばれる際に恥ずかしいという問題が発覚して以来、にるば(nirva)と名乗ってます。RPG、ボードゲームなどが趣味。
 
 コメントへの返信が大体遅れておりまして失礼しておりますが、おそらく質問等は、twitterの方でしていただいた方が短時間で認知できる確実性が高いかと思います(右カラム参照)。

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