スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「アルシャード フォルティッシモ」、どう変わったか No.1 

b1a4a909.jpg 先頃発売されました「アルシャード フォルティッシモ」ですが、FEARの公式サイトもようやく「アルシャードff」になりました。シートの類いも新版に対応しています。

 ここではこのアルシャードffが、前版に比べてどう変わったのか、ルールブックを読みながら印象的だったところ、重要そうに見えたところ(FEARが重視するようになったんだろうな、と私が思ったところ)をまとめておきたいと思います。

 なお「変更点のコンパクトなまとめ」を行なうつもりはないです。ルールブックのレビューとして、巻頭から順に、この部分はどうだなどと書き連ねていきます。ゲーマーとして重要、というわけでないような点にまで言及していこうかな、と思ってます。かなりネチネチといきます。
 と言いますか、システム自体はそのままなので、普通の意味でのレビューとかを改めて書くのもちょっと…なんですよね。というわけで、長いです。

 ココを見ている方がいらして、まとまった変更点のリストをご覧になりたい場合は、2ちゃんねるのアルシャードスレッドでパペッチポー様が奇麗なものを整理して下さっていますので、そちらをご覧下さい。

 → http://game9.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1122222298/8-9

では以下、前回の続きです。

カバー

 表紙については先日述べた通りです。付け加えれば、背景となっているユグドラシルの樹が、枝葉を強調されたことによって力強く、神秘的に見えます。前作では枝葉は淡く、幹も末に広がる角度が大きく、不格好な山のようにも見えました。全体的に力強くなっていて…裏表紙もそうですが、レイアウトなども奇麗になっていて、前アルシャードを出した時に比べ、成長を感じますね。


サンプルキャラクター紹介(p.12-16)

 サンプルキャラクターは、基本的ビジュアルは前版と同じ。でも全体的に動きがついていて、またフレーバーテキストも「旅」とか「冒険」をイメージさせる感じになりました。これはいい変化だと思います。キャッチフレーズが「神話と冒険の日々、再び」ということもありますし、前回の自分語り風の台詞より、より「PC」に相応しくなったのではないでしょうか。

 特にヴァグランツやジャーヘッドはよくなりましたね。ヴァグランツは、前回の「ませた目端の利く子供」から如何にも「冒険に出たやんちゃな少年」という感じになりましたし。ジャーヘッドなんか、前のはビジュアルからも台詞からも、ゲリラか傭兵にしか見えませんでした(旅行者をさらって身代金要求する類いの…^^)。またパンツァーリッターは多少くたびれましたけれども^^…前のは現役の兵士みたいな感じもしましたので、今回の彼らは両方とも「己の社会から出て、一人放浪する戦士」みたいな空気が出ていて大変好感が持てます。これはサムライについても言えますね。

 ウィザードやアルフについて「目がぱっちりしすぎてるし、気持ち悪い」というような話を聞きます^^。あと髪ですか。うーん確かに変な杖の持ち方してますし…今回のは今回ので好きなんですけれどね。ヴァルキリーを見ていても思いますけれど、しの先生はジャンル的に向いてないんですよねぇ^^。あとアルフは…頭身どうにかならなかったんでしょうか。テキストを反映した外見をしたアルフって、146ページの絵にしかいない気がするんですけれど…トーキョーN◎VAのハイランダーをイメージしているのでしょうが。


前書き(p.18-19)

 前書きのタイトルは、「旅を続ける冒険者達へ」。前作の「新たに旅立つ冒険者達へ」、に対応したものになっています。相変わらず井上センセは前書き職人ですねぇ。要約すると、

「アルシャードは大成功だった。もうTRPGが売れないなどとは言わせない。それも君たちが遊んでくれたおかげだ。あの時のアルシャードは完全だったが、今またここに、より完全なアルシャードをお届けする。また遊んでほしい。」

というような感じでしょうか。よい文章だと思います。主に既存プレイヤー向けな感があるのが気になりますけれども、まあマイナーアップデートということなんでしょうね。
 印象的だったのは次の文章。



 あれから3年。『アルシャード』以降、いくつかスタンダードを名に冠したTRPGが作られた。僕はそれが嬉しい。僕はそのすべてを祝福する。
 他の誰かがスタンダードTRPGを作ろうとする、その行為こそがTRPGが地に足の着いた、着実な"何か"になっているという証明だからだ。世界が変わったという証明だからだ。
 もう誰もTRPGが売れないなどとは言わない。



 井上節炸裂です。前書き読むために買ってもいいくらい^^。でもスタンダードを冠した作品なんて、無限のファンタジア以外にありましたっけ?


STAFF(p.22)

 …まあ…何と言いますか…お察し下さい。中村やにおさんのお名前が見えないのですが、氏以上にきくたけ先生が関わっているのは意外です。
 …本当に関わっているんでしょうか?


最初にお読み下さい(p.24-27)

 文章は大体同じものです。あえて言えば「■本書の読み方」で前作では「●GMの場合」と項目付けして省略気味だった「●ゲームマスターセクション」「●シナリオセクション」が明記されました。

 この本文部の最初のページから、脚注がたくさんつけられています。また、本文の脚注がつくべきところに(*)という記号がついていて、参照しやすくなっています。丁寧ですね。最初のページにはキャラクター、シナリオ、プレイヤーキャラクター…といった基本的用語に注が伏されています。後の用語集にも出ていますけれど、必要ですよね。それに本文中に説明を入れるよりこちらの方がいいというもの。

 ここで重要だと思ったのが、「GMの権限、その理由」と「GMが経験点をより多く得られる」という脚注です。システム・ルールの作成意図を明確にするというのは重要ですから。丁寧でよし!です。


キャラクターの作成~クイックスタート(p.30-53)

 サンプルキャラクターの前の、キャラクター作成についての説明は、記入例を含めてですが2ページから4ページに増えました。記入例のページを除けば、実に3倍になっています。と言いますか、「キャラクターの作成」総論のセクションが2ページ新設されたんですね。

 何が増えたのかというと、まずクイックスタートとコンストラクション、それぞれについて記述が増しているということが挙げられます。それぞれどのような利点があるのか、どのような環境に適しているのか。前版ではいずれも3、4行程度しか触れられていませんでした。ちなみに今回もそれと全く同じ文章が載っているのですけれど、その次にちゃんと章分けされて、丁寧な解説がついています。印象的だったのは、コンストラクションの説明で、
『電話やインターネットなどを介して、GMと相談しながらじっくりと作り込みたい場合や、あなたがキャラクターを作り込めるプレイ環境にある場合に有効である。』
と書かれていることでしょうか。FEARが提示するシナリオハンドアウトという手法は当日にPCを作成しても、PCごとにストーリーラインがしっかりと存在するセッションを保証しますけれど、だからといって「PCはセッション当日になって作るものだ」とか、「PCの設定は、GMから渡されたハンドアウト通りに忠実に作るものだ」とかいうことではないんですよね。ここの説明が増えたことは、「プレアクトの時間をしっかりとって(日、週単位で)、GMとPLで相談しながらPCもシナリオも作られていく」というカジュアルの昔ながらなスタイルも存在するのだということを、FEARがあらためて提示したのだ、と私は思っています。

 あともう一つ増えたものですが、■GMからのオファー、という章です。重要です。『2時間かけてがんばって強いキャラクターを作成したが、実際のセッションでは居場所がないのでは、意味がない』という記述が泣けてきます。GMをやろうとして困るのは、「どんなキャラクター?」と聞いてキャラクターのデータを延々と語られて、「でどういう設定なの?」と聞いても返事がない時です^^。ダンジョンの探索とかなら別にかまわないんですが…ねぇ?
 というわけで「セッションの前に、GMがどのようなキャラクターを期待しているのか聞くことが必要だ」というように書いてあります。非常に重要な章です。ところでここで「オファーの例示」として、脚注でハンドアウトとかに言及すべきだと思うんですが、どうなんでしょう。

 ちなみにサンプルキャラクターのデータには結構誤植があるようで^^、公式サイトに置かれているシート類はもうすでに訂正が施された後のものになっています。


パーソナルデータ~コンストラクション(p.54-65)

 パーソナルデータも、コンストラクションも記述はほぼそのままです。ライフパスの表はちょこちょこかわったりしてますけれど…敢えて変わったと言うべきなのは、まずシャードの外見とかの部分が、コンストラクションからパーソナルデータに移ったことでしょうか。まあクイックスタートでもシャードの外見は決定するわけですし、当然の変更です。あと二つ、「装備の取得」の章で、武器防具を放棄して所持金を増やしてもよいなどのルールが付け加わっているのと、移動距離のデータもここで記入することが挙げられるでしょうか。
 装備のルールは…なんなんでしょうか。両方放棄しても70Gしか増えないので、ポーション一つ買えないんですけれど。このルールの目的がよく分かりません。


…大分長くなりましたのでいったん切ります。次はクラスですね。
関連記事

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nirvanaheim.blog116.fc2.com/tb.php/243-7fe2856a

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。