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遅い返事としてのWoD雑惑 ─「魅力」あるいは「らしさ」 

silly-walks氏へ。
放置してすいません…orz

>>leavaさんの考えるWoDらしさとはどんなものですか?
 そこはちょっと痛いところなので、あらかじめ「私はWoDについて、とか語れる立場にない」とか申し上げておきます。
【退路の確保とも言う ─ その割には長文ですいません ─ 】

 と申しますかそもそも「『らしさ』ってなんだ?」とか怪しげな疑問を抱いてしまったので正面からは応えられない現状なのですが、とりあえず3点ほどWoDに、あるいはWoDを通して見ているものをつらつらと書かせていただきます。あとついでに、変わったことが言える人間でもありませんので、目新しいことはないと思います多分。
 まず、私は少なくともnWoDに関しては、何も知りません。世界設定などについては、断片的な情報を聞いたことがあるだけで本当に何も知りません。nWoD関係の書物で触れたことがあるのは「ワールド・オブ・ダークネス」だけです(あ、ホントはM;tAwを持ってますからちょっと嘘が…まあこれはほとんど読んでませんので ─ silly-walksさんが書いてらっしゃるものは読んでますが ─ 、とりあえず除外ということで)。というわけで私がnWoDについて見えているものといったら、ただこの基本ルールブックの「ワールド・オブ・ダークネス」だけです。つまり、システム、メカニズムだけということになります。

 そして私はこれに関しては高く評価してます。プレーンな、ある意味汎用の、RPGのメカニズムとして…つまり、現状の私にとって(n)WoD=汎用性のあるプレーンな良質メカニズム、となります。というわけで日頃思うところのあるBRPから換装してみたくなり、クトゥルフをWoDで、とかいう発言が出てくるわけです。まあその意味で、「メカニズムだけ使ったWoDとは違う何か」というツッコミは正しいですね。

 次に、上の点からつながってることですが、好きな世界・舞台に載せられる、というのを魅力に感じている、という点から一つ。所謂「汎用システム」を前にして喚起される欲求としてよく挙げられるものですが、実際に「~の世界/時代でRPGやりたい」と思うことはあるわけで、いい受け皿ができたと喜ぶ私がいるわけです。いい舞台をいいゲームにつなげるいい道具、ということです。

 そもそも魅力的な舞台がなければどんなキャラクターをやりたいか、なんていうインスピレーションはなかなかに湧かないもの。その意味で、標語に上乗せするとすると、

 ”World 1st, Character 2nd, Plot 3rd”

と私は言いたい。無論その魅力がGMの独り善がりなものであったりしたら論外で、共通認識の構築が重要なことは言うまでもないですが。「Character 2nd」と言っても、1stの舞台について、プレイヤーの意思は無論重要な要素になります。その意味で蛇足を入れると、

 ”Players 1st, World 2nd, Character 3rd, Plot 4th”

ですかね。これはまあ蛇足。

~私想まとめ1~
「ワールド・オブ・ダークネス」のメカニズムは、(所謂スキル制システムの内では)非常に洗練されており、かつ、適用し難いジャンルはあるにしても汎用性が高い。これは魅力ある舞台にとっていい受け皿となる。その中には、すでに既成のシステムがある場合も含まれる。

 と、最後に主に旧WoDのイメージについて言うのですが、とりあえずWoDは自前で魅力的な世界を用意している(あるいはしていた)という話。結論から言うと、あの膨大・広大な世界設定こそWoD、という例の話です。我々のこの現実世界は、その切り取り方によって様々に魅力的な舞台になりますよね。例えば最近では、ガンドッグがテロという切り口から軍隊や戦場といった狭い枠に縛られないガントループアクションの舞台を用意したとかですか。

 そこをWoDは例えばヴァンパイアという超現実の存在を用意し、その視点から世界に切り込み、そして再構成しました。その結果、背景世界の深みは即ち現実世界の歴史社会とイコールなものになったわけで、この舞台は非常な魅力を見せてくれたわけです。現実を舞台にした政治学・社会学(あるいは陰謀)ツールという言い方もできますが…

 またメイジ。私はメイジが大好きなんですが、自分を見ていると多分人類学・宗教学・歴史学…もろもろのツールとして好きなんじゃないかと思います。文化文明の流れを再構成した視点を提示してくれている、と考えてるんですね。まあ単に私の趣味を投影しているだけではあるんですが。いつぞや書いたシャーマンの話などこの文脈で何か書こうとしていた気がする。

 とまれ、まとめますと我々の世界をある意味客観・俯瞰する視点を用意して、そこから再構成した結果としての舞台に魅力を感じてるのではないかと。

~私想まとめ2~
 WoDは吸血鬼や魔法使いといった存在を現実に付加したのみならず、そうした存在がいる世界として、またそうした存在から見た世界として現実世界を再構成した。これは「我々の世界」にさらなる深みをもたらすものである。この、設定を上手く活かした現実世界の再構成こそがWoDの魅力である。あるいは、であった。

 少なくとも旧WoDに見ていた「らしさ」は「2」によるものだと思います。そして今のところnWoDにこれは見えない。単に英語書籍を読んでないから、とかそういう理由もあるのかもしれませんが、別段それだけではおそらくないです。Demon;the Fallenの辺りから露骨に文化的柔軟性がなくなってきたのを感じているんですよ。そりゃM;tA設定にはアメリカ的感性が普通に透けて見えましたけれども、それで総体を定義しようとはしていなかった。あるいは隙を残した。そこへアトランティスですからね。卑近に言えば、アジア人がアジア人魔法使いを作るのにどう折り合いをつけようかと…そのような悩みを予期してしまった時点で、私の中で魅力がけっこう翳りました。

 まあそんな個人的嗜好に基づく問題の他にも、「今度のWoDではやたらに設定を追いかけさせられなくて済むようになった」とかその他様々な話を聞くので、単純に「一体今度はどのように舞台を展開していくのか」ということが気になっているんです。そこにnWoDの「らしさ」があるのだろうと思いますから。

 で、それが見えないので、「1」に言ったような面からWoDを(というか「ワールド・オブ・ダークネス」を)活用してやる、と思った次第です。あ、無論SANチェックは搭載しますよ。まだ脳漿にいろいろと日本語が残っていますが、とりあえずこの辺で。
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コメント

や、「アトランティス」に拒否反応、というよりは「一元的記述」に拒否反応があるのですよ。EXALTEDくらいにファンタジーで現実とのつながりが薄い設定ならともかく、現実ベースの世界にこうストレートな単一紀元的説話を設定されますと、ちょっと違和感が。本国のユーザーにはこういう感覚は全然ないんでしょうけれどもね。
あと、「無視して自分設定作ればいいじゃん」というのはちょっと寂しいですから。
>>新WoDでの舞台の展開
でも、骰子回転劇場様の「New Orleans」レビューを見てますと、あんまり違いがみえないですねw。個人の活動が描かれている、というのが違いなんでしょうか。
http://www.rollingtheatre.com/blog/050908_2309.php

なるほど。おおむね納得です。
 やはりアトランティスは拒否反応を示す人が多いようですね。「伝説の島なんだからそんなにこだわらなくても…」と僕は思ってしまいますが、単語自体に強烈な印象があるので仕方ないことなのでしょう。
 新WoDでの舞台の展開というお話ですが、やはり特徴があるようです(伝聞)。
 ・舞台が小さい…世界的な○○、とかは少なく(ないわけではない)、PCの手の届く範囲に収まる
 ・PCの入るところが用意されている…NPC専用の組織は存在しないようだ
 ・詳細になった…その地域に存在しているPackにいちいち説明があった
 というような特徴が、地域サプリにはあるようです。伝聞のうえ正確ではないですが、このような「小さな世界」が、ここしばらくのWoDシリーズの目指すところなのかもしれません。

 まあ、メイジの派閥が文化的基盤から生まれてきたものではないですからね。>一元的  ただ、アトランティスは別に西洋的な文化を持っていたわけではないので、生まれによって適当に演出すればいいという考え方もあるかと思います。旧メイジも各トラディションと各地の文化についてはあんまり設定が無かったかと。
 

あと舞台の展開ですが、上で言ったことはかなり印象で語ってるので、あまり正確なことはわからないです。自分で読んだ経験から確実に言えるのは、メイジについて、それもメイジのRevisedと比較しての話になってしまいますが、「組織に関する設定は大分はっきりした…どういう形態の組織で何をするのか分かった」ということと「世界的な対立(テクノクラシーと伝統派みたいな)の話は減って、日常的な問題(Cabalどうしの衝突や、出会う脅威)の話が増えた」ということくらいでしょうか。
 何にしても、僕もさほど読んでいるわけではないので、あまり偉そうなことは言えないですね。特に後者については…。

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laevaと名乗っていましたが、呼ばれる際に恥ずかしいという問題が発覚して以来、にるば(nirva)と名乗ってます。RPG、ボードゲームなどが趣味。
 
 コメントへの返信が大体遅れておりまして失礼しておりますが、おそらく質問等は、twitterの方でしていただいた方が短時間で認知できる確実性が高いかと思います(右カラム参照)。

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