/*http://blog-imgs-86-origin.fc2.com/n/i/r/nirvanaheim/css/91108.css*/

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【シャドウラン日本/歴史篇】第二章:再臨する"帝国"日本 

 かつて敗戦の象徴であった核兵器を克服した日本は、再び帝国を名乗る。そして経済帝国としての進出を国策として強化し、やがては領土的拡大にも手を染めるのであった。



一.名実ともに"帝国"に


 国家主義的指導者たちは、軍事政策を同時代に許容されるぎりぎりのラインにまで推し進めていった。その果てにあるのが2005年の第二次朝鮮戦争である。

 この年、北朝鮮へ韓国軍が侵攻を開始したのだが、そして日本の軍隊はこれを支援した。戦争により発生する死の灰から日本国民を護るという「目的」だったと目されているが、この「目的」が単なる大風呂敷以上のものであったということは、日本の諸大都市に対する北朝鮮の一斉核攻撃によって証明された。奇跡にも見えることが起きたのだ。ミサイルは1弾も爆発しなかった。

 この事件は日本人の自信と態度に大転換を起こし――
 かくて翌年。日本帝国(Japanese Imperial State)が成立する。



二.日本帝国の拡大


 日系企業の影響力が世界中を覆っていったのを受け、議会はこの「企業の勝利」の「国家の勝利」への速やかな変換を進めていく。2012年、時の首相の風間嵩威と、彼率いる継神党が成立させた「大和法」は拡張政策と独占経済への枷を解き放つものだった(この世界は既にシアワセ判決後である)。

 主要企業は獲物を狙う鷹のように資本を駆り集め、世界中にそれを投下し、真の、つまり現在言う意味においての「メガコーポ」となって世界に屹立した。これらこそ、後に企業法廷に座を占める五社である。また、通貨が新円に変えられたのも同法によるものだ(国家経済のメガコーポへの依存を深める改革であった)。

 日本軍は常に企業の背後に付き従い、企業人と権益とを護っていた。そしてさらには、実際に対外軍事力の行使も行われたのである。2021年のフィリピン併呑(第48番目の県になった)を皮切りに、日本はその後ペルー、オーストラリア、そしてカリフォルニア(CFS、カリフォルニア自由国)まで侵出することになった。



第一章 ← → 第三章


(以下コメント)



第一節


 ・第二次朝鮮戦争

 というわけで、明確に歴史が分かたれる時代に入りました。2005年に韓国が北朝鮮に侵攻するというこの事件。現実の我々にとっては想像だにし難い流れですねw。ともあれ日本はそれを支援して、北の核を打ち払ったわけです。

 ところで「目的」の辺りの記述はよく分からないかもしれません。該当する原文は「the Japanese military backed South Korea's invasion of North Korea, presumably to protect Japanese citizens from the fallout of war.」となっています。fallout が単なる戦争の「余波、悪影響」を意味しているに過ぎないのなら「戦争の早期終結」が目的なのかな、とかとも思えるのですが、その次に核のあの話が載っているので……死の灰なのは動かし難いかなぁ。隣国で戦争があったら余波に備えて防備体制を取るのは当然ですし、余波を防ぐだけなら参戦の必要はないし。なんでしょうね。

「韓国への核は防いでやれないから、敢えて圧迫をかけて日本に核が集中するように仕向け、そしてその上で全ミサイルを無効化することによって死の灰が日本海を渡ってきたりしないようにする」

くらいにしか解釈できません私には。でもこれってアホっぽいですよねw


 ・ミサイルの「無効化」

 ところで、この「無効化」は一体どうやってるんでしょうね。詳細については書かれていません。原文は「none of the missiles detonated」となっていますが……

 参考までに、『Year of the Comet』では「all of which were shot down」となっています。これが「撃ち落とされた」でいいのなら、一頃盛んに談義されたMDを、この頃日本が完璧な形で作り上げていたという可能性があります。

 しかし、どうなんでしょうね。迎撃ミサイルでは、弾頭の残骸とか放射性物質の余波まで防ぎきれないと思うのですが。もちろんそこもカバーされたんだ、と想定しても構わないでしょうが……むしろ魔術的な力を疑ったりもしますが、この頃はまだ"覚醒"していないし。やっぱ完全なMDが実現しているのかな。


 ・帝国

 パースペクティブに大転換を起こして翌年帝国、って物凄く変化早いですねw。革命かっつうの。まあ、つまり軍事面以外では、イケイケな拡張主義的思潮はずっとくすぶっていたのでしょう。マンハッタンどころかニューヨークなんか全部買い占められるぜー、みたいな勢いとか。どうだか。



第二節


 ・大和法とシャドウラン日本

 独禁法は機能していない、ということでいいんでしょうかね。その割には企業分立はまだまだかなりの規模であるようなんですが。とまれ、この節で重要なのは、何もメガコーポの暴走がその後の日本帝国を作ったわけではなく、政財界が一体となって作り上げていったのがシャドウラン日本なのだ、ということですね。両者はかなり対等な立場のようで、財界が「議会や政府をがっちり支配している」「より上の権力を行使している」などということもないようです。


 ・議会

 ここ、原文該当個所では「the Diet (Japanese Senate)」となっていてちょっと困りました。つまり、「参議院」と明記すべきかどうかをw 以前は「上院議会は」などと微妙な感じにしましたが……何らかの役割は果たしたにせよ、我々の世界ではスポイルされまくっている参議院をわざわざ書くと情けない感じになるのでスルーすることに。

 一応「第六世界の参議院は、Senate、つまり上院や元老院と呼ぶに相応しく改組されているのでは?」と疑う余地はあります。あるんですが、残念なことに後の方に「議会は二院制で、定数256の参議院と、より強力な490議席の衆議院とがあります」と明記されているのですねw

 思うに、著者は「the House of Councilors」という響きに騙されて、参議院のことをイギリスの貴族院のような位置づけに捉えているのではないかと思います。下院とは性質が大きく違う場所として。まあそりゃ、下位互換だとは思わないよね(暴言)。


 ・併合地域

 著者はサンフランシスコまで到達したことを驚異的なことのように記述しているのですが、私としてはさらっとオーストラリアと書かれていることの方が気にかかります。東南アジアの方の記述には、メガコーポがちょっかい出したというのも散見されますが……またいで軍でオーストラリアを占拠?情勢はよく分かりません。もっとも、泰仁親王即位後の撤退命令に反したと書かれていないので、軍は今は撤退してるんだと思いますが。


 ・固有名詞

 首相の Takai Kazama 氏と the Party of Divine Heritage が今回の固有名詞。Yamato Act については特に何も言うことはないでしょう。Takai と言われてもそんな名前一般的には存在していない(名前辞典には当たってみましたが)わけですがw、普通に変換すると「たかし」と読めてしまうので「い」を強調してみました。Kazama は普通に。党名の方ですが「八百万の神々の遺産や伝統を継承する」ということで「継神」としてみました。
関連記事

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nirvanaheim.blog116.fc2.com/tb.php/15-57df9287

プロフィール

laevaと名乗っていましたが、呼ばれる際に恥ずかしいという問題が発覚して以来、にるば(nirva)と名乗ってます。RPG、ボードゲームなどが趣味。
 
 コメントへの返信が大体遅れておりまして失礼しておりますが、おそらく質問等は、twitterの方でしていただいた方が短時間で認知できる確実性が高いかと思います(右カラム参照)。

コメント

トラックバック

RSS

最新記事

リンク

SkypeWeb

スクラップ

Tweets@nirvanaheim

検索フォーム

月別アーカイブ

 

記事カテゴリ

記事タグ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。