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【シャドウラン日本/歴史篇】第三章:"覚醒"と日本 

 第六世界に突入した日本だが、"覚醒"の様々な側面に対しては、真っ二つに分裂した態度を取っていた。



一.龍神と神々


 2011年に富士山に姿を現したグレートドラゴン「龍冥」は、世界に第六世界の覚醒を告げる先触れとなった。日本でこの龍は概ね好意的に受け取られる。彼は"神国"日本への神寵の顕れであるとすら見なされるようになり、継神党と大和法の成立を勢いづけたのだ。実際、彼は日本で最も愛された「象徴」であった(泰仁親王の即位後は次席となったが)。彼の影響力は大きく、帰依者も数あり、また影の世界では極道における権力で名高い。

 他方では、八百万の神々と神官達が、魔術の復活によって復権するを得ている。この事実は天皇の力の強化にも結びついたのだった。なお、多くの神道家は龍冥のことを一柱の「神」と捉えている。



二.メタヒューマン


 しかしその一方で、第六世界、少なくともその前半における日本では、メタヒューマンは一般的に大きな差別を以て迎えられた。彼らは概ね「外人」より下の扱いを受けたし、身内に起きたゴブリン化は恥辱と隠蔽の対象となったのだ。2027年には隔離政策が実施され、フィリピン沖の火山活動によって新たに隆起した島(当初ラグラグ島と呼ばれた)に、フィリピンと日本のメタヒューマンが移送されることとなる。

 強制的に移送されたのは犯罪者に貧困層、家族に見放され難民化した層などであるが、それ以外の層からも自主的に捕囚に加わった者もいた(「生き恥を感じる」「周囲の視線が堪え難い」などの理由だろう)。この島は、捕囚の折に「黄泉」島と改めて名付けられた。

 他の差別事例としては、2056年に東京で開かれたオリンピックが挙げられる。この際、メタヒューマンはヒューマンと同じ競技に入ることを許されず、隔離されることとなったのである。同オリンピックにはIOC参加国の60%が参加を拒否し、この余波で2060年オリンピックは中止される事態になった。



第二章 ← → 第四章


(以下コメント)



第一節


 ・龍冥さん

 グレートドラゴンの龍冥さん。彼が広く受け入れられている背景には高度なイメージ戦略があるようで、現在の代言者である伊志野あかねさんは元アイドルだったりします。何してるんだ龍冥。これが若さか。まあ真面目な話、アイドル出身のニュースキャスターとかを想定すればいいんでしょうね。

 固有名詞に関しては、Ryumyo の龍冥はもう定訳になってるので、てかルルブにも載っちゃってるし踏襲(実はあまり好みじゃないんですが)。代言者の Akane Ishino については、素直にやれば石野茜になると思いますが、元アイドルと言われて何とも言えない気分になったので柔らかい表記にしてみました。しかし Akane は流石に漢字でいいような気もする。芸名は平仮名だろうけど。


 ・神道

 あちこちの記述を読んでいると、なんか「Miko-san は普通にAwaken してるよ?」って空気なんで何とも言えない気分に。まあ覚醒してない人もいるんでしょうが、多くの神官が覚醒したというのは確かなんでしょうね。

 あと「八百万の神々」についての説明も為されており、「god とは言っても万物に宿る spirit のようなもんですよ」とされています。でも「神主が summon する spirit」は言葉を飾らなすぎかもしれない……そういう民俗的神々ではなく、正史神話的な神格に同じ説明をするのもなぁ。伊勢神宮の次回の式年遷宮(@2073年)は「神自身によって行われる」そうなんですよね。魔術的に行われる、と読み替えてもいいでしょうが……


 ・宗教感情と、神道仏教

 なお、何度か言ったように「筆者の日本についての勉強がダイレクトに現れている」と私は思うわけですが、神道仏教といった伝統宗教への態度は現在と概ね同じようです。曰く、「日本人の90%は何らかの形で宗教的行為をしており、85%は、神道か仏教か、はたまたその両方の実践をしている」。まあ、実際の我々はそういうことを意識に上らせているわけではないわけですが、外国人に説明しようとすると確かにこんな感じになるでしょうね。

 ところで「神道」に魔術が復活したと書かれているのに仏教が減退していないのには一考しておいた方がいいかもしれません。仏教と魔術。私は密教系の宗派に(SR2-3的に言うと)メイジ的な魔術実践が復活した、と考えていますが、仏教の魔術力以上にやはり「現世利益と死後安寧」という大枠での役割分担ができていたのが大きいんでしょうね。魔術の復活は葬式仏教にダメージを与えなかった、と。神官の魔術能力に庶民がどれだけ与れるのかも分かりませんし。



第二節


 ・制度的には意外と緩い

 黄泉島強制移動の「強制的に移送されたのは」という記述には注意。つまり、「この時代に日本に居続けたメタヒューマン」を出しても何の問題もない、ということです。無論、一般的には大きな差別に晒されてきたでしょうが。

 なんだかんだ言ってエルフが国会議員になれてるんだし(企業権力の後ろ盾があるにしても)、実際のところ、メタヒューマンであるという理由での制度レベル、法律レベルでの規制はないんでしょうね。

 といっても、一応「よく知られている歴史」としては「メタヒューマンは強制隔離された」ということになるようです。まあよくある話として、現場では実質的あるいは結果的に強制になった、という事例が多数発生したのでしょう。


 ・神話民話とメタヒューマン

 しかしメタヒューマンについていつも思う問題は、こいつらはよくよく印欧的な神話存在だなぁ、ということです。特に日本にはエルフ的な神話存在が見当たりません。要は、半神的な高次種族、みたいな連中ですね。というか神と人間が地続きでつながってるんで、そういう「分類」がないのです。竹内宿禰なんかイモータルエルフだったんじゃね、とかそんなことを思ったりもしますね。まあ、メタタイプなんてあくまで建て前は「名前」だから拘る必要もないんですが……

 これまで紹介された日本版のメタタイプは、『Shadowrun Companion』にコロボックル(ドワーフ近種)とオニ(オーク近種)がいましたっけ。トロールもオニでいいんじゃないかという気もしますね。まあ、4メタタイプよりむしろ、シェイプシフターの方が日本文化的には重要な気がします。
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コメント

日本的なメタヒューマンと言えば、妖怪の類や異貌の人物はどうでしょう?
前者は天狗(エルフ?)や人魚(?)、後者は弁慶(トロール?)、比丘尼や卑弥呼(エルフ?)などがありそうです。
不老長寿=エルフは安直かなとは思いますがw
昔の某サイトで、実在の小柄な某スポーツ選手っぽい名前の人が「ドワーフ疑惑」かけられてました。

こんにちはー。
>>不老長寿=エルフは安直かなとは思いますがw
こういう比定談義は、まず安直なところから始めた方がいいんだと思いますよw 上の竹内宿禰イモータルエルフ説も同じ発想ですし。
と、どうにも長くなってしまうので、開き直って別エントリにてお返事等をば。しばしお待ち下さい。

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laevaと名乗っていましたが、呼ばれる際に恥ずかしいという問題が発覚して以来、にるば(nirva)と名乗ってます。RPG、ボードゲームなどが趣味。
 
 コメントへの返信が大体遅れておりまして失礼しておりますが、おそらく質問等は、twitterの方でしていただいた方が短時間で認知できる確実性が高いかと思います(右カラム参照)。

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