/*http://blog-imgs-86-origin.fc2.com/n/i/r/nirvanaheim/css/91108.css*/

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「アナログ」と「アナログゲーム」の話 

 某所でアナログゲーム云々という話をしたのですが、twitter上でそのアナログゲームという言葉についての話を少し引き合いに出したら、この言葉の周囲に各所で多少話題が展開したので、当初の話を改修して(前半はほぼ増補ですが)ここに載っけておくことにしました。アナログゲームというジャンルについては別の記事で概説しましたのでそちらも参考程度に。


全文を表示
スポンサーサイト

「障害」の表記についての意見(募集への応募) 

 ちょっと前に内閣府で、

「障害」の表記についての意見募集

 障がい者制度改革推進会議の第一次意見を踏まえ、推進会議の下に設けられた「障害」の表記に関する作業チームでは、「障害」の表記についてどのような表記とすべきか検討を始めているところですが、今後の議論の参考とさせていただくため、「障害」の表記について国民の皆様から広くご意見を募集いたします。

 お寄せいただいたご意見については、原則として個別には回答いたしませんので、あらかじめ、ご承知ください。

【「障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)」(平成22年6月7日障がい者制度改革推進会議取りまとめ)】
第3 障害者制度改革の基本的方向と今後の進め方
 2.基礎的な課題における改革の方向性
  7)障害の表記
「障害」の表記については、「障害」のほか、「障がい」「障碍」「しょうがい」等の様々な見解があることを踏まえ、障害者の「者」にあたる部分の表記の在り方も含め、推進会議としては、今後とも、学識経験者等の意見を聴取するとともに、国民各層における議論の動向を見守りつつ、それぞれの考え方を整理するなど、引き続き審議を行う。

というパブコメ募集をやっていたのですが、そこに送った文面をここに置いておきます。字数制限がたった400字だったので、「平仮名交ぜ書きとか頭悪そうな結果を新しく増やすのはやめましょうね」とかは入れられませんでした。

まず歴史的文献調査を行う限り、「障害者」は戦後文字改革に拠る等の見解は根拠無き風聞に過ぎず、論外。

次に直観に基づくイメージ連環に思いを致せば、「障害者」は「障害である者」のようで嫌だ、という感情はごく自然なものと首肯すべきだが、日常性の強い音声言語の領域において「障碍者」は何らの解決も提供しない。

また字源を考慮すると、「害」は口が針や覆いによって妨げられる意に解されるが、『漢字源』は「碍」を「遮る石を表す」とするなど、後者がより「当人が障りを被っている」に遠い。悪意的に見れば「障碍者」は非一般的な表記で無知につけ込んで誤魔化し、事実上より悪質な表現を科すとすら言い得る。

問題は漢語造語力の貧困にあり、障り自体と障りを受けた者を識別するならば、今こそ動作主体と被動主体を弁別する風に改めるべきであるし、何も難しいことではない。「被障者」などとすればよい。「負傷者」に類する音であり直観的にもよい。


(段落分け等後から付加)

情感的ニュアンスを補足する語はあらかた削げ落とされているので(字数制限のため)、大分偉そうですね。まあ結局のところは、「障碍」を推し進めたい人に

「何言ってんの、その根拠妄想だよ」

「そもそも問題の解決にもならないよ」

「むしろ冷静に考えたらより悪質かもよ」

と言っているわけなので、ものすごい勢いで斬って棄てているのはたしかですね。

ともあれそんな感じで。

言語における高等語彙について雑考 

 twitter上で、人工言語における新語彙、特に学術用語とかの創造という話題を見かけて、そこから色々連想が飛んだ。

 リアルで使われている人工言語と言えば、現代ヘブライ語である(言い過ぎかもしれないが気にしないぜ)。シオニズムの時代背景と言えばイギリス帝国華やかりし頃、やっぱ現代ヘブライ語の高等語彙に、英語からの借用語が結構入ってたりするのかしら、とか思って、とりあえずググってみた。

 → Wikipedia - エリエゼル・ベン・イェフダー - 業績 - 古い語彙の発掘と新しい語彙の創造

 今まで知らなかったのだが、エリエゼル・ベン・イェフダーという人物が、現代ヘブライ語の大成者らしい。割と、借用語ではよりも造語(古語に遠い意味を与えて再利用することを含む)なさってらっさる。これは本気だ。


 そんな感じでちょっと散漫にtwitterでポストしたわけだが、その時のログをブログに保存がてらまとまった文章にしよう、と思ったら以下のような感じになった。本記事に散漫なところがあるとすれば、散漫な発言をまとめたところを基本としていて、ふくらませ&体系化が足りないせいだろうが、まあそこはご寛恕ください。
全文を表示

ビブロス 

 ビブロス(ビュブロス、byblos)というのはかの「パピルス紙」のパピルス(papyrus)の別語であり、アリストテレスの弟子で植物学の祖と呼ばれる前4世紀のテオフラトゥスなどは、元の植物が食材として使われる時の呼び名としてパピルス、非食材の用途においてビブロスという語を使っている。といっても、ギリシアで植物パピルスが一般的であったわけもまったくなく、専門家ならぬ一般ギリシア人には関心のない使い分けであった。

 さてパピルスで作られた紙や、それによって作られた本――形状は巻き物――は地中海の東・南岸に勢力を誇ったフェニキア人の中継によってギリシア諸ポリスに輸入されていた。補給の問題(特に、ガレー船であるし)や心理的な要素もあって当時の航海は陸伝いであり、地中海を突っ切るなど不可能事、この文化伝達・商業の仲介者の存在は必然であった。そのパピルス貿易の拠点となったフェニキア都市の名はグブル(エジプトのアマルナ文書に楔形文字でgubl-uとある)といった。


 ギリシア人はこのグブルをビブロスと呼んだが、「gbl」が「bbl」へと変化を起こしたのだろうと考えられている。古アカイアのミケーネ方言における[u]音を指向する g、つまり[gw]は後の所謂古典ギリシア語において b に変化するという。また、乱暴な言い方だが、ギリシア文字において[u]は y(Υ)で表される。というか、真っ当に[u]を表す文字自体残らず、ギリシア語においては[i]音に引き寄せられがちで、古典時代には普通に[y]音になっている。そして名詞主格の語尾 -os が付き、Gubl-u → Bybl-u →Bybl-os/Bibl-os となったという流れだろうか。


 さて、このグブルは、前3000年頃には既に、エジプトの船団がレバノン杉を求めて訪れるような広域市場拠点となっているような大変古い都市であった。アルファベットの直接の祖、フェニキア文字が生まれた街ともされている。前1200年頃のことらしい。パピルスは、このシリア西岸辺りでも栽培されるようになっていたほどで、グブルはパピルス紙産業の一大市場であった。

 ギリシア人は彼らフェニキアの人々から文字を教わり、書物を教わったわけで、その文字文化に対する影響力は多大なものがあっただろう。そんなわけで、ギリシア人はこのビブロスから輸入されてくるものである紙の本(巻き物)という物体を「ビブロスもの」―― biblion と呼び、またビブロスという言葉それ自体も草や紙、紙的諸製品を指すようになっていったのであった。
全文を表示

文字と官僚と魔術的職掌 

 『蒼き月の囁き』様の「グローランサの識字率再び」のコメント欄に勝手に蛇足な補足(なゆた氏の記事に直接関係ないので自分のところでひっそりと)。引用については、段落系など勝手にいじらせていただいてます。

Vampire.S にいさま 2008/09/25 21:29
ちなみに、
 ・文字はあるんだけど、魔術としてしか認識できない
 ・官僚機構は既に発達している
という状況の現実例としては、中国の周王朝(春秋時代より前)ですね。

Epikt 2008/09/25 21:37
>中国の周王朝(春秋時代より前)
殷と周の初期だと文字はほとんど記号扱いで文章ではないのでは。その場合、官僚機構と文字の関係はあまり無いように思えます。

Vampire.S にいさま 2008/09/25 23:03
>殷と周の初期だと文字はほとんど記号扱いで文章ではないのでは。
うーんと、既に文章にはなっています。「何年何月何日に以下のような経緯で以下のことが起こった。以上を記録する」とちゃんと書いてあるので。
ただ、"官僚"、即ち文書行政を行う人物がちゃんと成立したのは仰るとおり、春秋時代以降ですね。ただ、当時もいわゆる役人みたいな職はあったので(魔術技官みたいな感じだけど)、前述の表現をしました。そういう意味で、一番適当な場面は各金文と侯馬盟書の間の期間なのかな。

 ぶっちゃけると、以下の文字起源説は基本的に白川静説の受け売りですが、白川氏の本をまっとうに読んだことはないので不正確なところや白川氏の論と違ってるところがあったら私のせいです。
全文を表示

「離発着」という単語 

 でしたコメントを読み返してみたら、自説を結構気に入ってしまったので改修して載っけておくことにしました。ついでに「ことば」カテゴリを作成。お題は「離発着」という言葉についてです。
全文を表示

「まく」という単語 Advanced 

 先日、自分の使っている単語の一般性に不安を抱いて、その単語を主題に入れた文章を書く前にその単語について一筆書いたのですが(ホント言うと、序文に書いてみたら肥大化したので独立させた)、通りすがり氏がその不安を解消してくれました。ハラショー、氏。

 やはり持つべきものは(袖擦りあう程度でも関わりのある)他人ですね。脳一個が吸収できる経験なぞたかがしれている。というわけで、無知による妄言を廃盤にして、同タイトルの記事を更新しておこうと思います。
全文を表示

「まく」という単語 Classic 

 突然ですが、「まく」という単語があります。

 この単語、なかなかに不思議なものです。私の日常環境(しかも各環境は互いに無関係)では常識的単語として通じているのですが、実際のところ新語辞典を含む辞書を見ても全く載っていないし、ついでに語を弄して様々に検索してみてもなかなか事例が見つからない。

 まあ要は特殊用語か方言かジャーゴンか、ということなのでしょうが。一体どのくらいの広さで使われている単語なのだろうか。なお、私の所属する各環境に、私を介して伝播した可能性はないと思います。

(注:この記事は無知の産物です。同様の(「まく」への)興味を持った方はこちらへどうぞ→「「まく」という単語 Advanced」)
全文を表示

プロフィール

laevaと名乗っていましたが、呼ばれる際に恥ずかしいという問題が発覚して以来、にるば(nirva)と名乗ってます。RPG、ボードゲームなどが趣味。
 
 コメントへの返信が大体遅れておりまして失礼しておりますが、おそらく質問等は、twitterの方でしていただいた方が短時間で認知できる確実性が高いかと思います(右カラム参照)。

コメント

トラックバック

RSS

最新記事

リンク

SkypeWeb

スクラップ

Tweets@nirvanaheim

検索フォーム

月別アーカイブ

 

記事カテゴリ

記事タグ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。