雑惑:疑似科学批判者の数学への態度について 

 数学は科学か否か。

 ――数学は科学である。
 ――数学は科学ではない。

 上記の――いずれでもよいのだが――命題に対して、疑似科学批判文化圏に所属する人々(勿論これは、単に「問われれば疑似科学を否定する人」を指しているわけではない)がどのような見解を抱くか甚だ興味深い。

 私が持っている偏見で言えば「数学は科学である」という見解を表明する者が多そうに思われるが、否定命題の方を真とする人に遭遇したとすれば、甚だ意味深いことである。

 以降、人に会う機会があれば疑似科学についての話題を振って、食い付いた人がいれば上の命題を提示してみることにしようと思う。