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トールキン財団、知的財産権に関する最近の活動 

 D&D者は「D&Dでいわゆる小人が『ハーフリング』という名前なのは、権利上の問題から『ホビット』という言葉が使えなかった(使えなくなった)ため」という逸話を聞いたことがあるかと思いますが、トールキンの遺産管財団であるトールキン・エステート(以下トールキン財団)の実際の活動事例について、「ハーフリング」の件にも通じる最近の話として面白い記事を見かけたので紹介してみます。三カ月ほど前のブルームバーグの記事、短い二次報なので該当部分を引用します。


→ Apple, Inditex, Tolkien Estate: Intellectual Property - Bloomberg

Tolkien Estate Tells Academic to Stop Using 'Hobbit' Description
The estate of the late author JRR Tolkien has told a New Zealand academic he can't use the word "hobbit" to describe ancient miniature humanoids, 3News New Zealand reported.
Brent Alloway, a volcanologist from Victoria University, was told he couldn't title his lecture about the ancient humans of Indonesia's Flores Island "The Other Hobbit," according to 3News.
He told 3News his fellow scientists had used the term since the Homo florensiensis species was discovered in 2003, at about the same time that Peter Jackson's "Lord of the Rings" film was released.
By coincidence, the average height of the Homo florensiensis is 3 feet, 6 inches high, the same height as Tolkien's Hobbit people, 3News New Zealand reported.

●トールキン財団、大学教員に「ホビット」という説明書きを中止するよう告げる
 著作家である故JRR・トールキンの管財団が、ニュージーランドの大学教員に、古人類の小型模型を説明するのに「ホビット」という単語を使用してはならぬ旨告げたと、ニュージーランドの3Newsが報じた。
 3Newsによれば、ヴィクトリア大学の火山学者ブレント・オロウェイは、自身の講義中にインドネシアのフローレス島の古人類を「もう一種のホビット」と称してはならぬようにと、財団から告げられた。
 彼は3Newsに、ホモ・フローレンシエンシス種が2003年、ピーター・ジャクソンの映画『ロード・オブ・ザ・リング』が航海されたのと同じ頃に発見されて以来、研究者仲間でこの表現を使ってきたと述べた。
 偶然の一致であるがホモ・フローレンシエンシスの平均身長は3フィート6インチ(1.07メートル)、トールキンのホビットらの身長と同じであるとニュージーランドの3Newsは報じている。


 映画ファンなら、権利料についてニューラインシネマとかを訴える記事とかを目にしたことがあるのかもしれません。ともあれ、非営利の学術・公益目的でも禁じるとした態度が報じられています。「ホビット」等のトールキンが創作した単語についての使用を統制するトールキン財団ですが、財団のトップは束教授の子息クリストファー氏。権利料とかの話題で名前を見てしまって残念感を抱いたりする方もいるかもしれませんね。まあ、それはそれ、これはこれ、ではありますが……
 

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